世の中で日が当たる人は、みな成功している人ばかり。その陰で失敗している人も多くいることを忘れてはいけません。
フリーランス医師として活動する人が増えてきていますが、その陰では、満足に収入が得られず、また、個人管理がうまくいかずに再び勤務医や診療所の一医師として働くことになった人がいることも知っておくべきでしょう。

フリーになる理由を明確にしておく

フリーランスになった後、「失敗した」と思わないためには、フリーとなる決意に至った理由を明確にしておく必要があります。
「とにかく医局から抜け出したかった」、「人間関係に悩んでいた」、「時間と仕事に追われ精神的にも肉体的にも厳しかった」など、少々ネガティブな理由から転職や独立を決断する人も少なくはありません。

しかし、これだけが動機では失敗してしまう可能性が高い。
なぜなら、そこには将来のビジョンがなく、ただただ現状から逃げ出すことしか頭にないからです。

「収入を上げたい」、「やりたいことをとことん追求したい」など前向きな動機であればフリーランスとなる下準備はできていますが、もう少し掘り下げてみましょう。
具体的に、どの程度の収入を目指しているのか、その収入額をクリアする目処はあるのか、それだけの能力や技術が自分に備わっているのか、こうしたことを一つずつクリアにしていくことこそがフリーランス医師になる人にとって重要であり、具体的であればあるほどフリーになった後の失敗を防ぐことができます。

「やりたいこと」は勤務医ではできないのか、残業や当直などがないクリニックでの勤務では不可能なのか、などについても考えてみる必要があるでしょう。

将来のビジョンを明確にしておく

既に触れていますが、将来のビジョンを明確化しておくことも重要です。
理由を明確にしても将来の姿や理想が見えていなければ意味がありません。
それと同時に、その将来の自分の姿にたどり着くまでの道筋も明確になっていなければ、フリーランスとして成功するのは難しいでしょう。

決意をすることは誰でもできます。
それすらできない医師もいますが、大事なのは根拠のない決意とならないこと。
気力だけでは乗り越えられない問題もあるのです。 特に医師のような頭と腕がなければ務まらないような仕事は、気持ちだけあっても成功することはできません。

多少時間がかかってしまってもいいので、明確な理由と将来のビジョン、そしてそこまでの道筋などが具体的に見えるような状態になってからフリーランス医師となる決断をすべきです。
これが失敗を防ぐために必要なことだと認識した上で、どのように動くのかを決定していきましょう。

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